テレワーク業務管理システムの構築

  • ユーザー業種
    システム開発
  • 言語・要素
    Microsoft Power Apps※1
  • 従業員規模
    100~500名
  • 開発期間
    0,7ヵ月

事例のポイント

当社では、コロナ禍により急遽テレワークへの移行を迫られ、勤怠管理を円滑に行うためのシステム構築が喫緊の課題となっていました。 そこで、開発スピードを重視し、ローコードツール「Microsoft Power Apps」を採用。さらに、アジャイル開発の手法を取り入れることで、プロジェクト発足からわずか3週間でシステムの稼働を開始し、スムーズなテレワーク対応を実現しました。

課題・背景

当社では、新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、社員の勤務場所を自宅へ切り替える必要が生じたことから、リモートで勤怠状況を管理できるシステムの構築を急遽社内プロジェクトとして立ち上げました。

迅速な対応が求められるなか、いかに効率的かつ柔軟にシステムを構築するかが大きな課題となりました。

対応方針

稼働までのスピードを重視し、開発プラットフォームとして、ローコードツール※2の「Microsoft Power Apps」を採用しました。 採用に至った主な理由は、以下の通りです。
①開発の容易さ
 Microsoft Power Appsの自動生成フォームを活用することで、フォーマットの選択だけでスマートフォン向けアプリやPC用管理画面を容易に作成可能となり、ガイドラインに従えば新人でも短期間で作業できる体制を構築できること。

②プラットフォームとしての適合性
 Microsoft Power Appsは、Azure※3の堅牢なクラウドセキュリティ基盤をベースとしており、社外からのアクセスに対しても高いセキュリティが確保されたプラットフォームであるため、安心して運用できること。

開発の進め方

開発は以下のステップで進めました。
①運用環境の選定
 自宅からの外部アクセスを前提としつつ、セキュリティ対策を重視する観点から、アプリケーション環境は Microsoft 365※4上で構築する方針としました。

②システム要件の検討・設計
 勤怠状況を管理するための必須要件を整理し、設計書は必要最小限の範囲に絞って作成することで、短期間での開発に対応しました。

③開発と評価
 各機能画面の作成にあわせて迅速に利便性を評価し、担当者と管理者の双方が使いやすい勤怠管理画面を構築しました。 また、アジャイル開発※5の手法を取り入れることで、柔軟かつ迅速な開発を推進しました。

結果

感染症の拡大が進むなか、プロジェクト発足からわずか3週間という短期間でシステムを稼働させることができました。
これにより、勤怠情報の登録・承認や行動予定・実績の確認などを通じて、勤務場所を問わず勤怠状況をリアルタイムで管理可能となり、従業員の迅速なテレワーク移行を実現しました。

<主な申請管理機能>
・始業通知
・作業実績申請
・休暇・遅刻等の申請、承認
・残業申請、承認
・残業時間集計
・外出等の行動予定

用語の補足

※1 Microsoft Power Apps:Microsoftが提供するローコード開発プラットフォームです。Microsoft 365との連携が容易であり、業務効率化に活用されています。
※2 ローコード/ノーコードツール:プログラミングの知識が少なくても、GUI※6による操作でアプリケーションを開発できるツールです。開発期間の短縮やコスト削減に貢献します。
※3 Azure(アジュール):Microsoftが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。高いセキュリティ性を備えており、業務システムやWebアプリケーションの構築に広く使用されています。
※4 Microsoft 365:Microsoftが提供するクラウドベースのサブスクリプションサービスです。Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリケーションや、メール、ストレージなどの機能が含まれます。
※5 アジャイル開発:計画・設計・実装・テストといった開発プロセスを短いサイクルで繰り返す手法です。変化に柔軟に対応でき、顧客のフィードバックを反映しやすいのが特徴です。
※6 GUI(グラフィカルユーザーインターフェース):ユーザーが視覚的に操作できる画面構成のことで、アイコンやボタンなどを使って直感的に操作を行うことができます。プログラムをコードで書かなくても操作できる点が特徴です。

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